2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ふつう

少しずつ慣れる。少しずつ慣れさせる。ちょっと慣れてくる。ときに恥をかく。そうして普通になる。

顔色

顔色を伺われているな、と感じる。なにを聞いても聞こえない。

サイドカー

サイドカーのよこに乗りたい。地球温暖化とか環境問題とか忘れて。

ほんもの

ほんものに触れると、自分の中のほんものの種がうずく。ほんものの種は誰の中にもあって、ほんものの芽が出て、花咲かすことができるかは別。ただ、ほんものに触れると、自分のなかにも種があったことに気づく。

病院

病院には外とちがう空気の流れがある。病気と戦っている人がたくさんいることに、知りながら知らなかったことに気づく。異国の地で気持ちが大きくなるそれとは違うが、私の悩みが小さな世界のことだったと知る。

スピード

たとえば「スピード」は急かされるでなく、心地よく風にのってる感じで。「老い」は重ねられたワックスが黒光りし、手になじんできた革製品のように。「雨」は乾ききった大地がうるおっていく様を。よくなってきた。

一人酒

お酒がね いっぱい飲めれば いいのぼく きみがなくても はい、あっても

いいね

照れながら いいねと言って もらっていいな

GNP

ここでどんなに刺激的な言葉に出会ったとしてもGNPには換算されない。いいね、いいよ、と言っても、言ってもらっても換算されない。もちろん、よかったー、なんかうれしいー、もだ。それがGNPの正体だ。

三千円

僕らが三千円出して手にする喜び。新譜CDを買う。ちょっと贅沢なランチ。そんな喜びを、幼児たちは「いないいないバア」だけで手にする。本当にうれしそうに、ケタケタケタと。無償で、一瞬で、そして何度でも!

切るな

むかつくと思えばむかつくと言い、腹立つと思えば腹立つと言う。違うやんと思えば違うやんと言い、そんなこと言えるかと思ってもそんなこと言ってしまえ。切るな。無視するな。言わんと勝手に自分で結論づけるな。

二度以上

楽しく、気持ちよく、リズムよく、ありきたりでなく、心から、、、「見るとは、二度以上見ること」、デュシャンの言葉にならってもう一度。楽しく、気持ちよく、リズムよく、ありきたりでなく、心から、、、

地震と想像力と

後ろめたさと。/冷えたビールがすぐ飲める。温かい缶コーヒーがいつでも買いに行ける。書く?考えた?もう寝ようか、布団にくるまって。/温かいものが飲みたい。のどが乾いた。大丈夫?心配。痛い。寒い。助け

映画館

DVD化されている映画を映画館に見に行く。DVDのそれとは違う彼に会うために。本当の彼に会いたがっていた人たちと、時間を共有するために。映画は映画館で観て映画として完成するということを知っている人たちと。

基準

良い悪いではなく、楽しい嬉しいという基準で。売れた儲かったではなく、充実した満足したという基準で考える。そのことが他を裏切ることになるかもしれないということを頭の隅において。

ある一日

朝昼昼昼三時夕方晩晩 昼夕方夕方晩晩晩深夜 夕方晩晩深夜深夜深夜深夜早朝 早朝早朝朝朝朝昼深夜

見つめる

3秒以上、じっと見つめられる(見つめる)と、何も考えてなくてもドキッとする(される)。

チカラ

その場において必要以上に、またその実力以上に力を誇示しようとする人に出会うと、私は自分の力を最大限に引き上げて抵抗する。そういうチカラがむくむくと湧いてくる。

大したこと

大したことないじゃないか、と思うことが、自分でやってみて大したことだとわかる。それを忘れる。そして、自分で改めてやってみてやっぱり大したことだと思い出す。忘れていたことも思い出す。

見た目で9割

『人は見た目が9割』は、タイトル通りの世の中だから見た目をよくしようというものだったが、「見た目で9割ごまかせると思っている人がいる」、所詮それだけだ。